公共政策論Ⅰ
授業科目名 | 公共政策論Ⅰ |
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講義担当者 所属・氏名 | 人間・環境学研究科教授 佐野亘 |
開講場所 | 共南01 |
単位数 | 2 |
開講期 | 後期 |
曜時限 | 金3 |
授業形態 | 講義 |
授業の概要・目的
公共政策においても、問題を発見し、それに対する対策をたて、その対策を実施するプロセスを適切に管理・運営することが重要となる。本講義では、特に現実の政治・行政過程に着目し、よりよい公共政策を実現するうえで、実際上いかなる困難や問題が存在するかについて検討したい。本講義を通じて、受講者は、政策過程全体についての理解を深めるとともに、「政策の失敗」がなぜどのように起こるのかについて、自分なりに考察することができるようになることが望まれる。
到達目標
公共政策が立案・実施・評価されていくプロセスについて理解するとともに、そうした知識にもとづいて、現実の政策過程を理解・解釈できるようになる。
授業計画と内容
以下の課題について、1課題あたり1〜2週の授業をする予定である。
1.公共政策におけるPDCAサイクル
2.現状認識
3.問題発見
4.分析
5.課題設定
6.立案1(誰が行政サービスを提供するか:民間委託)
7.立案2(誰が行政サービスを提供するか:NPO)
8.立案3(不確実性への配慮)
9.立案4(インセンティブシステムの有効性)
10.決定
11.実施
12.評価
13.政治と分析
14.まとめ
履修要件
特になし
成績評価の方法・基準
平常点15%、定期試験85%
教科書
使用しない
参考書等
足立幸男 『公共政策学とは何か』(ミネルヴァ書房)
クリストファー・フッド 『行政活動の理論』(岩波書店)
その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)
教科書はないので、授業後に、自分なりにノートをまとめなおすとともに、わからないことなどがあれば、積極的に教員に質問すること。