参画教員

川上浩司 教授(ユニット長)

所属 医学研究科
URL https://kupe.med.kyoto-u.ac.jp/
コメント 政策のための科学ユニットの責任者として、世界、日本全国、阪大拠点との間をつなぎつつ、学生教育と研究の開拓に尽力します。
 

伊勢田哲治 教授

所属 文学研究科
URL
コメント 科学哲学・倫理学を専門としています。科学者と一般人の間のコミュニケーション不全はなぜおこるのか、前提の違いや価値観の違いが原因となる場合があるのではないか、といったことを研究の一つのテーマにしています。

依田高典 教授

所属 経済学研究科
URL
コメント 国際競争力のある大学づくりの推進を目的とし、21世紀COE、グローバルCOE、世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムなど大型競争的研究資金制度が活用されてきました。私の研究では、大型競争的研究資金の投入によって、どれだけ研究成果の向上があったのか、どれだけ産業界への波及効果があったのか、科学技術・学術振興政策の対費用効果を分野別・大学別・専攻別・研究チーム別に評価する計量経済学的方法を開発し、それらを産業界の研究開発・パテント経営に利活用する具体策を検討しています。

岩下直行 教授

所属 公共政策大学院
URL
コメント 金融分野における情報技術革新について研究しています。文系の研究領域であった金融と、理系の研究領域であった情報技術とが融合して、新しい変革が生まれ、ビジネスとしても研究対象としても注目されています。そうした新しい動きを公共政策的な視点から分析し、皆さんと検討を深めていきたいと思います。

宇佐美誠 教授

所属 地球環境学舎
URL
コメント 法哲学・政治哲学を研究しています。近年は、AIなどの科学技術が人間・社会に与える影響や、それへの政策的対処も考察しています。

大手信人 教授

所属 情報学研究科
URL
コメント 森林生態系における水や物質の循環に関する研究を行ってきました。自然生態系の構造や機能が、人の暮らしや社会の成り立ちにどんなベネフィットをもたらしているかを、専門外の人にも理解できるように伝えることが重要だと考えています。そのコミュニケーションが、それを持続的に利用していくための政策をつくったり、進めたりすることのへの基礎となると思っています。

川崎穂高 特別教授

所属 公共政策大学院
URL
コメント 実務家教員(総務省出身)として、地方自治や地方税財政について教えています。

北野慎一 教授

所属 農学研究科
URL
コメント 政策の効果を評価するためには、コンテクストや利用可能なデータに基づいて適切な手法を用いる必要があります。近年は、政策の実施と事後的な現象との単なる見た目上の相関ではなく、因果の意味で政策の有効性を検証することが求められています。講義では農業や環境分野において実施されている政策を題材に、実際の評価手法について紹介したいと思います。

佐野亘 教授

所属 人間・環境学研究科
URL
コメント 適切な政策を実現するには、さまざまな分野の知識が必要となりますが、私自身は特に、公共政策の良し悪しを判断するための規範理論、および、適切な公共政策をうみだす政治システムのあり方について研究しています。

関山健 教授

所属 大学院総合生存学館
URL https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.6831daedbcd5105d.html
コメント 財務省で予算編成、法令起案、WHO条約交渉、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、日本、米国、中国の各大学院で学び、政策シンクタンクなどを経て、大学教員となりました。専門は国際政治経済学です。科学的エビデンスに基づく政策立案が分野を問わず求められるなか、大学院で専門性を高めて政策立案のキャリアを目指そうとする受講生のみなさんを応援します。

中山健夫 教授

所属 医学研究科
URL
コメント 本分野は、健康・医療に関する問題解決を支援する「情報」のあり方を「つくる・つたえる・つかう」の視点で捉え、より良い環境の整備に向けた研究と実践に取り組んでいます。皆さんと一緒に、「情報」とその多次元・複合的な交互作用である「コミュニケーション」を通して、より良い医療、社会の在り方を考えてみたいと思います。

二木史朗 特定教授

所属 薬学研究科
URL
コメント 細胞操作や医療への展開を念頭に生理活性ペプチド・タンパク質の機能設計を行っています。科学技術政策に関しては素人ですが、現場の研究者の立場から、良い政策とは何かを考えて行けたらと思っています。

カール・ベッカー 特任教授

所属 医学研究科
URL
コメント 本国が支え切れない医療費赤字を考えると、ある治療や医学研究に助成金をかける時に、別の分野にかけられなくなります。臓器が慢性的に不足する現状を考えると、ある患者に臓器を提供した場合、隣の患者に死ねと言っているようなものである。即ち医療倫理の最大の問題は医療費の優先的配分だろうと思われる。何を根拠に、何の医学研究や治療を優先するかは、単なる医療経済や医療政策の問題に終わらず、生命を扱う倫理方面の問題にも及ぶのである。それが小生の科学政策的研究領域である。

森川輝一 教授

所属 公共政策大学院
URL https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.31eb70bdb383aedc.html
コメント H・アーレントを中心に20世紀の政治思想や現代政治理論について研究しています。

吉田恭 特定教授

所属 経営管理大学院
URL https://researchmap.jp/7000020593
コメント 国土交通省で行政実務を経験してきました。退官した現在、経営管理大学院で「まちづくり」を教えています。都市計画やまちづくりに関する決定は科学的に割り切れないところもありますが、科学の助けを借りて少しでも賢い選択をすることが求められます。政策と科学という観点から身近なまちづくりに関する問題を考えてみましょう。

丹羽良太 准教授

所属 iPS細胞研究所
URL
 
コメント これまで文部科学省で、トップダウン/ボトムアップ両面での研究費の充実や、研究環境改善に関する政策立案などに取り組んできました。また直近では、電子カルテなどの医療情報を、個人の権利利益をしっかりと守りながら研究に使っていくための法整備にも携わりました。分野を問わず、新たな課題に果敢に挑戦する皆さんを応援します。「故きを温ねて新しきを知る」。過去の実例も踏まえながら、研究現場に立脚した科学技術政策の在り方や、社会とのインタラクションの形について、一緒に探求していきましょう。

宮野公樹 准教授

所属 学際融合教育研究推進センター
URL
コメント 全国初の分野越境を専門とした組織が2011年に本学で立ち上がり、そこで活動をしています。文科省でも実際に科学技術政策を作ってます。一つを深く極めるためにこそ広い視野が必要。真の”学問”をぜひ!

祐野恵 特定准教授

所属 医学研究科
URL https://kupe.med.kyoto-u.ac.jp/staff.html
コメント 2017年に政策のための科学を修了致しました。実務家として地方自治に携わった経験を活かしながら、地方政府の広域連携や地方政治に焦点を当てた実証研究を進めています。「現代社会と科学技術」をはじめとする、プログラム提供科目における受講生のみなさんのサポート役も兼ねていますので、受講等についてもお気軽にご相談ください。

市川正敏 講師

所属 理学研究科
URL
コメント 政策のための科学というのは今まで考えた事がありませんでしたが科学的な視点や考え方を導入する意義は大きいのかもしれません。

小泉志保 特定助教

所属 医学研究科
URL https://researchmap.jp/shiho_koizumi
https://kupe.med.kyoto-u.ac.jp/staff.html
コメント 2022年に政策のための科学ユニットを修了しました。現在は、研究公正や生成AIを用いた医学研究に携わっています。エビデンスを政策や実社会で活かすためにはどうすればよいか、受講生の皆さんとともに議論できるのを楽しみにしております。また、祐野先生とともに、プログラム提供科目で受講生の皆さんをサポートさせていただきます。

白井哲哉 URA(上席)

所属 総合研究推進本部(KURA)
URL https://www.research.kyoto-u.ac.jp/member/shirai_tetsuya/
コメント 科学コミュニケーションやELSIの研究を行ったあと、2012年からURA(リサーチ・アドミニストレーター)の仕事をしています。URAは政策とサイエンスの現場を繋ぐ職業であり、その仕事は政策のための科学の知識を活かした実践の場となっています。また逆にURAの活躍の場から、政策のための科学に資する新たな知も産まれています。