科学技術と社会に関わるクリティカルシンキング

授業科目名 科学技術と社会に関わるクリティカルシンキング
講義担当者 所属・氏名 文学研究科 准教授 伊勢田哲治
開講場所 文学研究科
配当学年
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火5
授業形態 講義・演習

授業の概要・目的

伊勢田ほか編『科学技術をよく考える』をテキストとして、科学技術と社会の接点で生じるさまざまな問題についてディスカッションを行い、多面的な思考法と、思考の整理術を学んでいく。目標は、クリティカルシンキング(CT)という考え方について知り、CTのいくつかの基本的なテクニックを身につけること、科学技術社会論の概念を学び、それを使って議論ができるようになること、である。

【研究科横断型教育の概要・目的】
理系の大学院のカリキュラムでは、科学と社会の関わりについて学ぶ機会はそれほど多く与えられない。他方、震災後の状況に特に顕著に」あらわれているように、科学技術が大きな影響をおよぼす現在の社会において、研究者が自らの研究の社会的含意について考えること、アカデミズムの外の人々と語り合うことの必要性は非常に高まっている。練習問題を使いながら広い視野を持った大学院生を要請することが目的である。

授業計画と内容

授業はテーマにそったグループディスカッション、全体ディスカッション、講義、演習の組み合わせで行われる。
テキストは以下の10のテーマから構成されているが、本授業ではそのうち5つをとりあげ、関連する知識やスキルとあわせて各2回程度を使って議論を行う。取り上げる題材は受講者の興味も踏まえて決定する。
・遺伝子組み換え作物
・喫煙
・脳科学の実用化
・乳がん検診
・血液型性格判断
・地球温暖化
・地震予知
・宇宙開発への公的投資
・動物実験
・原爆投下の是非を論じること自体の正当性

初回の授業でどのテーマを取り上げるかを決める。そのあとは 2 回を一単位として 6 セットの授業を行う。全 13 回。

履修要件

特になし

成績評価の方法・基準

3分の2以上の出席が単位発行の最低条件となる。
積極的な授業参加による平常点が70%、提出物の評価が30%で採点する。

教科書

伊勢田哲治ほか編『科学技術をよく考える クリティカルシンキング練習帳』(名古屋大学出版会、2013)

授業内での著者割引での販売を予定

参考書等

伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書2005)

その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)

文理を問わずさまざまなバックグラウンドを持った大学院生の参加を期待する。
オフィスアワー:水曜日15:00~16:30
開講場所は文学研究科教務係で確認してください