参画教員

川上浩司 教授(ユニット長)

所属 医学研究科
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コメント 政策のための科学ユニットの責任者として、世界、日本全国、阪大拠点との間をつなぎつつ、学生教育と研究の開拓に尽力します。
 

伊勢田哲治 教授

所属 文学研究科
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コメント 科学哲学・倫理学を専門としています。科学者と一般人の間のコミュニケーション不全はなぜおこるのか、前提の違いや価値観の違いが原因となる場合があるのではないか、といったことを研究の一つのテーマにしています。

依田高典 教授

所属 経済学研究科
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コメント 国際競争力のある大学づくりの推進を目的とし、21世紀COE、グローバルCOE、世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムなど大型競争的研究資金制度が活用されてきました。私の研究では、大型競争的研究資金の投入によって、どれだけ研究成果の向上があったのか、どれだけ産業界への波及効果があったのか、科学技術・学術振興政策の対費用効果を分野別・大学別・専攻別・研究チーム別に評価する計量経済学的方法を開発し、それらを産業界の研究開発・パテント経営に利活用する具体策を検討しています。

伊藤順一 教授

所属 農学研究科
URL https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.2d438e62327d9afc.html
コメント 実証研究において,近年,因果推論(causal inference)に関する手法の進歩には目覚ましいものがあります。これは従来の回帰分析とは,まったく異なる発想に基づいており,社会・自然科学の領域にとどまらず,その適用範囲は人文系にも及んでいます。本講義では,食料・農業・環境分野で実施されている政策の評価方法について,一緒に勉強していきたいと思います。

岩下直行 教授

所属 公共政策大学院
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コメント 金融分野における情報技術革新について研究しています。文系の研究領域であった金融と、理系の研究領域であった情報技術とが融合して、新しい変革が生まれ、ビジネスとしても研究対象としても注目されています。そうした新しい動きを公共政策的な視点から分析し、皆さんと検討を深めていきたいと思います。

大手信人 教授

所属 情報学研究科
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コメント 森林生態系における水や物質の循環に関する研究を行ってきました。自然生態系の構造や機能が、人の暮らしや社会の成り立ちにどんなベネフィットをもたらしているかを、専門外の人にも理解できるように伝えることが重要だと考えています。そのコミュニケーションが、それを持続的に利用していくための政策をつくったり、進めたりすることのへの基礎となると思っています。

佐野亘 教授

所属 人間・環境学研究科
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コメント 適切な政策を実現するには、さまざまな分野の知識が必要となりますが、私自身は特に、公共政策の良し悪しを判断するための規範理論、および、適切な公共政策をうみだす政治システムのあり方について研究しています。

中山健夫 教授

所属 医学研究科
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コメント 本分野は、健康・医療に関する問題解決を支援する「情報」のあり方を「つくる・つたえる・つかう」の視点で捉え、より良い環境の整備に向けた研究と実践に取り組んでいます。皆さんと一緒に、「情報」とその多次元・複合的な交互作用である「コミュニケーション」を通して、より良い医療、社会の在り方を考えてみたいと思います。

広井良典 教授

所属 こころの未来研究センター
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コメント 私は10年ほど官庁(厚生省)に勤務した後、大学に移りました。現実的な政策・制度と、根底にある理念や哲学の両方を考えていくことが重要と思っています。広い視野や長い時間軸で政策を考えようとしている方々を歓迎します。

二木史朗 教授

所属 化学研究所
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コメント 細胞操作や医療への展開を念頭に生理活性ペプチド・タンパク質の機能設計を行っています。科学技術政策に関しては素人ですが、現場の研究者の立場から、良い政策とは何かを考えて行けたらと思っています。

カール・ベッカー 特任教授

所属 学際融合教育研究推進センター
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コメント 本国が支え切れない医療費赤字を考えると、ある治療や医学研究に助成金をかける時に、別の分野にかけられなくなります。臓器が慢性的に不足する現状を考えると、ある患者に臓器を提供した場合、隣の患者に死ねと言っているようなものである。即ち医療倫理の最大の問題は医療費の優先的配分だろうと思われる。何を根拠に、何の医学研究や治療を優先するかは、単なる医療経済や医療政策の問題に終わらず、生命を扱う倫理方面の問題にも及ぶのである。それが小生の科学政策的研究領域である。

森川輝一 教授

所属 公共政策大学院
URL https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.31eb70bdb383aedc.html
コメント H・アーレントを中心に20世紀の政治思想や現代政治理論について研究しています。

要藤正任 特定教授

所属 経営管理大学院
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コメント 人々が集まり様々な経済社会活動を行う「まち」のクオリティを高めることは、よりよい地域社会を創る上で重要な課題です。そして、現状をよりよくするための政策を考えるには、現状を理解・分析しエビデンスに基づいて議論をしていくことが必要です。こうした視点に立って、皆さんとともにまちづくりを考えていきたいと思います。
 

関山健 准教授

所属 大学院総合生存学館
URL https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.6831daedbcd5105d.html
コメント 財務省で予算編成、法令起案、WHO条約交渉、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、日本、米国、中国の各大学院で学び、政策シンクタンクなどを経て、大学教員となりました。専門は国際政治経済学です。科学的エビデンスに基づく政策立案が分野を問わず求められるなか、大学院で専門性を高めて政策立案のキャリアを目指そうとする受講生のみなさんを応援します。

丹羽良太 准教授

所属 iPS細胞研究所
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コメント これまで文部科学省で、トップダウン/ボトムアップ両面での研究費の充実や、研究環境改善に関する政策立案などに取り組んできました。また直近では、電子カルテなどの医療情報を、個人の権利利益をしっかりと守りながら研究に使っていくための法整備にも携わりました。分野を問わず、新たな課題に果敢に挑戦する皆さんを応援します。「故きを温ねて新しきを知る」。過去の実例も踏まえながら、研究現場に立脚した科学技術政策の在り方や、社会とのインタラクションの形について、一緒に探求していきましょう。

宮野公樹 准教授

所属 学際融合教育研究推進センター
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コメント 全国初の分野越境を専門とした組織が2011年に本学で立ち上がり、そこで活動をしています。文科省でも実際に科学技術政策を作ってます。一つを深く極めるためにこそ広い視野が必要。真の”学問”をぜひ!

山下恭範 准教授

所属 経済研究所
URL https://www.kier.kyoto-u.ac.jp/faculty/5275/
コメント 文部科学省の現役官僚です。霞ヶ関で様々な府省に出向し、多様かつ魅力ある立場の同僚たちとともに、日々新たな政策の立案、政治や社会との対話による意思疎通、政治による意思決定への円滑な支援、決まった政策の実行を約30年弱繰り返して参りました。また、理系バックグラウンドですが、社会人として公共政策系の博士後期課程に在籍する機会を得ました(残念ながら、単位取得満了退学です。)ので、文理を超えた発想や視点にいつも気を配るようにしています。実務家教員として、多様かつ斬新な視点から、学生の皆さんへの問題提起や投げかけを授業を通じてさせていぢき、そして、皆さんからのフィードバックを多様にいただき、皆さんと共に考え、学び合えるような授業を展開してまいりたいと思います。

市川正敏 講師

所属 理学研究科
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コメント 政策のための科学というのは今まで考えた事がありませんでしたが科学的な視点や考え方を導入する意義は大きいのかもしれません。

祐野恵 特定講師

所属 学際融合教育研究推進センター
URL http://square.umin.ac.jp/kupe/staff.html
コメント 2017年に政策のための科学を修了致しました。実務家として地方自治に携わった経験を活かしながら、地方政府の広域連携や地方政治に焦点を当てた実証研究を進めています。「現代社会と科学技術」をはじめとする、プログラム提供科目における受講生のみなさんのサポート役も兼ねていますので、受講等についてもお気軽にご相談ください。

小泉志保 特定助教

所属 学際融合教育研究推進センター
URL https://researchmap.jp/shiho_koizumi
コメント 2022年に政策のための科学ユニットを修了しました。現在は、多言語音声翻訳ツールを用いた外国人診療やモバイルヘルスアプリ評価の研究に携わっています。エビデンスを政策や実社会で活かすためにはどうすればよいか、受講生の皆さんとともに議論できるのを楽しみにしております。また、祐野先生とともに、プログラム提供科目で受講生の皆さんをサポートさせていただきます。