科学技術・イノベーションと大学
授業科目名 | 科学技術・イノベーションと大学 |
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講義担当者 所属・氏名 | 経済研究所特定准教授 関根仁博 |
開講場所 | 公共政策大学院 |
単位数 | 2 |
開講期 | 後期 |
曜時限 | 火2 |
授業形態 | 講義・演習 |
授業の概要・目的
科学技術・イノベーション政策において、大学は、学術研究の中心的な担い手であるだけでなく、人材育成においても非常に大きな役割を担っている。また、大学の使命である社会貢献の一環として、大学における学術研究の成果移転や社会実装、産学連携などによるイノベーションの創出が社会的にも強く求められている。
本授業では、イノベーションを創出するための関連政策、特に知的財産権や産学連携、大学を起点とした地域振興など大学発のイノベーション創出に必要な政策を中心に分析する。また、近年、大学は社会の要請にお応えるために様々な改革を行ってきたが、これを科学技術・イノベーション政策との対応という観点で分析し、大学がイノベーション創出のために果たすべき役割や機能について考察する。
到達目標
科学技術振興やイノベーション創出における大学の果たすべき機能や役割について分析・考察するとともに、その対応策について提案できる能力を養成する。
授業計画と内容
授業では、主に以下のテーマを取り上げる。
1.日本の科学技術の現状、科学技術・イノベーション政策の概観
2.科学技術を起点としたイノベーション
・イノベーション概論
・イノベーション関連政策(知的財産権、産学連携、その他)
3.科学技術と大学
・科学技術振興における大学の役割・機能
・科学技術振興の観点から見た大学改革
具体的な内容については、履修者の興味・関心に応じて変更する場合がある。
いくつかのテーマについては、外部講師等を招くこともある。
履修要件
特になし
成績評価の方法・基準
平常点(60点)とレポート(40点)により評価を行う。
平常点は、各界の講義の際の出席と発言など参加態度による。
期間中に、2回程度レポートの提出とそれに基づく発表・議論を求める。
教科書
使用しない
参考書等
授業中に紹介する
その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等)
授業中に紹介する参考書等による予習・復習を通じて理解を深めることが期待される。
オフィスアワー:事前連絡により随時受け付ける。