平成27年11月12日ヤン・スタマン氏講演会

「オランダにおけるテクノロジアセスメント」

平成27年年11月12日京都大学医学部基礎医学記念講堂にて13:00よりオランダにおけるテクノロジアセスメントと題しヤンスタマン氏の講演会を開催致します。参加費無料です。お誘い合わせの上、是非ご来場ください。

講演概要:

全てのオランダの大学では約30年にわたって科学技術と社会(science technology and society : STS)に関する部門を持ち続けています。これらの部門はクリティカルな科学技術が公開討論の場で議論されるとともに提起されました。テクノロジーアセスメントは民主主義と科学技術に関わる重要な理念の一つと言えます。
今日に至るまで、オランダのテクノロジーアセスメントは、ボトムアップ形式、熟議、独立性といった特徴を持っています。これまでメディアとの良好な関係を持ち、政府や大学委員会からも独立性を保っています。その中心となるのがラーテナウ研究所です。本講演ではテクノロジーアセスメントの役割、特に議会や政府へのインパクトについて焦点を当て講演します。さらにテクノロジーアセスメントと委員会や大学研究機関による従来からの科学的助言について比較します。

Jan Staman 1982年から2002 年までオランダ農業・自然・食品品質省のいくつも要職を歴任。2002年からラーテナウ研究所 (www.rathenau.nl)にてテクノロジアセスメントと科学システムアセスメントのディレクターに従事。現在は科学と社会、政府の間を取り持つ民間のコンサルタント業務に従事。また、「Horizon2020」のR&I政策に関するEU専門家委員会議長を務めている。

会場:京都大学医学部基礎医学記念講堂
講演:13:00〜14:00
(開場12:30, 質疑応答 14:00〜14:15)

お問い合わせ: 京都大学大学院医学研究科薬剤疫学分野内
政策のための科学ユニット事務室
大髙:ohtaka.toyoko.5z@kyoto-u.ac.jp
TEL:075-753-4442

主催:京都大学学際融合教育研究推進センター政策のための科学ユニット